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E・サティ作曲「ジムノペディ」 [音を楽しむ]

曲名を聞いて、ピンと来ない方でも、メロディを聞けば、「あぁ」となる
イージーリスニングなんかで、割と使われている「ジムノペディ」。

作曲したのは、エリック・サティ。人呼んで「音楽会の異端児」。

この「ジムノペディ」のなんとも、退廃的なメロディーでも、異端児ぶりは
垣間見えますが、正直言うと、「ジムノペディ」あたりは、まだ、まとも。

他の曲は、なんとも、不協和音を取り入れていて、ベートーヴェンとか
バッハがお好きな方には、なんだかなぁという曲が多いですね^^;

このサティは、ラヴェルやドビュッシーが作曲技法において影響を受けたと
公言しているほどの、実は、西洋音楽に多大な影響をもたらした音楽家
なんです。

そう言われてみると、ラヴェルのメロディとサティ先生のメロディはなんとなく
似ているようにも聴こえます。

この「ジムノペディ」は、3つの曲から構成されていて、

第1番「ゆっくりと悩める如く」(YouTubeへ飛びます)
第2番「ゆっくりと悲しげに」
第3番「ゆっくりと厳かに」

という主題がつけられてます。

とはいっても、第1番のメロディ、物憂げな響きはあっても、悩みは
ないように聴こえるのですが・・・

サティ先生には、何か思うところがあったのでしょうかねぇ?
芸術家の感性は、凡人には分かりかねまする故、深くは詮索しないのが
よいのでしょうね。


ということで、ゆ~くり、落ち着きたい時は、この優しく物憂げなメロディに
心を委ねてみてはいかがですか・・・

ただし、第1番から、2番、3番と、続けて聴いていくと、体の隅々が弛緩
しきって、な~んにもやる気がなくなるやもしれません。

皆さまにおかれましては、ほどほどに聴いておくのが得策かと・・・(^^)


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ゆう

こんにちは。

ずっと前、カルチャースクールでのウィーン世紀末美術(クリムトなど)の講義で、「ジムノペディ」がかかりました。
(サティはフランス人だけれど)
世紀末の雰囲気に合っているなぁと思いました。

by ゆう (2011-11-25 19:11) 

やまだ

ゆうさん、こんにちは(^^)

確かに、この内省的で退廃的とも言えるメロディは、そんなことを
容易に想像させるかもですね。

『やまだ』は、深く考えず、耳触りの良い音楽として、めでております。

by やまだ (2011-11-27 10:31) 

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