野田佳彦氏

失礼ながら、あまり、存じておりませんでした。

今回の代表選も海江田万里氏や前原誠司氏などのビックネームがいたこともあり、
さらに、読売新聞の世論調査でも、両氏に大きく水をあけられていたので、素人目
では、注目度は、あきらかに低かったように映りました。

一国の首相まで上り詰めた人なので、今朝ほどから、新聞サイトやwikiで付け焼刃
的に、情報を収集しております。(^^ゞ

千葉県船橋市のご出身で、千葉県出身の首相は初とのことです。
出身高校は船橋高校（ふなこー）、大学は早稲田の政経卒。

野田氏のお父上は自衛官、それに早稲田の政経って聞くと、政治家らしからぬ
キャリアですね。

県議から国政へ打って出たものの、初出馬初当選の次の選挙で惜敗率99.85%
（こんな率もあったのですね）で、4年間の浪々の身となる挫折を味わう。

その後、民主党に鞍替えして、衆議院議員に復帰し、国対委員長まで務めました
が、例のニセメール事件（前原誠司氏も引責辞任した事件）で、国対委員長を
引責辞任。

ただ、国対委員長って、他党のキーマンと事前調整する必要があり、その政党の
屋台骨を支えるポストなので、それなりの辣腕家でないと、全うできないポストと
認識しております。少なくとも軽いポストではないはずなので、ここに抜擢されたと
いうことは、政治家のなかでは、実力を認められていたということですね。

格闘技好きとか、愛煙家で、震災後に、たばこ増税が論じられた時に、

「税制を使ったオヤジ狩りみたいなものだ」 凸(ﾟДﾟ#) 
（注：顔文字は盛りました・・・）

と反発したというエピソードには、個人的には共感が持てます(^^)


現在は、震災復興や、過去の2首相が逃げた普天間基地の問題、世界経済に
おける円相場の問題や、内需拡大など、問題山積ですが、ぜひとも、その腕前を
見せていただきたい。

少なくとも、鳩山氏や管氏のようにパフォーマンスで欺くことはなさそうな印象を
持ちました。

一部では、増税推進派であることや金銭面でのダーティーさを揶揄するような
発言もあるようです。

以下は、あくまで私見ですが、今の日本経済を復興させるには、こども手当や
高速道路料金の無料化などという、バラマキとしか見られない政策より、復興
費だけにとどまらず、今後の社会保証を維持していく上での、増税はよっぽど
真っ当な政策だと思いますし、金銭面で一点の曇りもない政治家がいたら、
見てみたい。

今の日本は、幻想を語るパフォーマーではなく、多少の非難は承知の上で、
実務を切り盛りできる、リーダーが必要だと思います。

野田氏のキャリアを調べていくと、そんなことを期待しても良いかなぁと。

Idealism Without Illusions.

野田氏の政治信条とするロバート・ケネディ元米司法長官の言葉だそうです。
見せていただきましょう、「幻想なき理想主義」を。

最後にもう一言。

小沢時代は終焉でしょうかねぇ・・・もうひと騒動ありそうな予感。
クラッシャー・一郎は、どうでるか。

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