空から恐怖の大王が降ってくる [ニュース拾い読み]
ロシアの打ち上げた火星探査衛星が、地球に落下する可能性があるとのこと。
火星(戦いの神マルス)の衛星はこのフォボス(恐怖)とデイモス(不安)の2つと
言われています。
先日もドイツの人工衛星が落下するとのニュースがありました。この時は、人に
被害を及ぼす可能性は3000分の1と報じられましたが・・・
ロシアの衛星は、地球基地との連絡が途絶しているため、現在の状態がつかめ
ていないことになります。
これは姿勢制御ができないということを意味していますので、このロシアの人工
衛星が、どこに墜落するかは不明ということになります。
割と最近の出来事として、IIS(国際宇宙ステーション)への物資運搬の貨物船が
打ち上げに失敗したり、商用の通信衛星の打ち上げ直後に衛星が行方不明になっ
たりと、実は、ロシアの宇宙事業は失敗の連続なのです。
今回は中国の人工衛星も積載しているとのことで、その総重量は13.5t。
当然ながら、大気圏内で燃え尽きるような代物ではありませんし、徐々に高度を
下げているとのことで、摩擦係数も高高度からの突入に比べれば、小さくなる・・・
つまり、燃え残りの固まりが大きいものになる可能性が大ということでは?と思い
ます。また、燃料などに含まれる有害物質の飛散にも注意が必要になるとのこと
です。
バッテリー切れとなる1週間内外に墜落する可能性もあるとのことですので、
ここ1~2週は、気が気でないですね。
こんなもの、頭から降ってきて、「運が悪かった」で、済まされませんね。
防ぎようがないことかもしれませんが、国際社会が協力して、せめて、落下する
地点が、一刻も早く予測できることを願ってやみません。
軍事衛星で、粉砕できないのかなぁ・・・
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